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テート美術館展 [美術]


中之島美術館で開催中です。  ターナーの作品がメインかと思っていたので行く予定はなかったのです。


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あるときジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》この作品がSNSで流れてきて「観たい!」と思って行ってきました。  なんでこんなに光っているのか不思議だったのですが絵ではありませんでした。 暗室に入って作品を鑑賞します。  一面の青。壁の一部が浮いていて光ってみえます。 青に吸い込まれそうになりました。写真撮影不可でしたのでパンフレットの写真を載せています。



ターナーは風景画の印象が強くてさほど興味はなかったのですが今回のターナーは風景画というよりは抽象的な光をテーマにした作品が多かったです。  またターナーは教鞭をとっていたこともあるらしく講義のための「図」」も製作していたようでした。
そういえば以前銅版画展も観に行ったことがありました。


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講義のための図

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ハマスホイは2点だけでしたがこの作家も気になる作家だったので観に行ったのもありました。

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みていると次々色が変わっていきます。page231121bb.jpg




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オラファー・エリアソン《星くずの素粒子》のインスタレーションも憂さを忘れて見入りました。

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草間彌生さんの作品 「去ってゆく冬」は撮影禁止だったので写真はありませんが鏡を使った作品でした。草間さんの水玉、カボチャ、赤のイメージとはまた違った作品でした。



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10/26から始まっているのですが来年の1/14まであるのでもっと空いているのかと思ったら平日なのに意外と人が多かったです。



美術館内にいるロボット君

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ヤノベケンジ 《ジャイアント・トらやん》



2023/11/21



覚え書き

「 没後160年 英国風景画家ターナーの銅版画 」展 東大阪市民美術センター  2011/02/11



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長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー [美術]


中之島美術館で開催されているのですが行く予定がなかったのです。  ところが招待券がおもいがけず当たり12/3までなので大急ぎで行きました。


無量寺の芦雪の「虎図」「龍図」は何度か観ていて2020年のあべのハルカス美術館で観たのがとても印象的でした。  チラシにも載ってたのでまたお目にかかれるのかな?と思っていたら前期の出展で後期は島根 西光寺の「龍図」を観ることができました。


この「牛図」も後期展示でした。

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何回か芦雪展に行っているのに今回初めて落款印(といっていいのか?)が「魚」であることに気づきました。

なぜなんだろう?と思っていたら芦雪のことをまとめた映像でそのことが紹介されていました。


記憶を確認しようと調べました。ウィキペディアなどによると
応挙の下へ修行ででかける冬の朝、氷に閉じ込められた魚をみつけたそうです。帰り道、氷が溶けて魚が自由に泳いでいるのをみて応挙にその話をしたところ「修業時代は苦しいが氷が溶けるように画の自由を得る」と言われたそうです。それ以来使ってきたとか・・・。
美術展ナビでは
「芦雪と号してから使われた印として、よく知られている「魚印」(六角形の亀甲の縁取りの中に「魚」を配す)があります。六角形のような縁取りは「氷」で、氷は応挙を意味し、その後、応挙との決別の証に「魚印」の右端を割ったと言われています。」
「応挙からの独立を宣言する意味もある」という説を唱えている方もいるようです。


芦雪は46歳で大阪で亡くなってるそうです。毒殺とも自殺ともいわれているそうですが真相は不明とのこと。ねたみや嫉妬?はたまた創作する上での悩み?  思ったより早く亡くなっていました。



以前に撮った中之島美術館の写真です。

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「シップス・キャット」(ヤノベケンジ) 守り神の猫




ショップをのぞくと虎図と阪神タイガースとコラボしたグッズがいくつかあり大阪ならでは、と苦笑してしまいました。でも阪神タイガース優勝はグッドタイミングでしたね。阪神ファンなので思わず買いそうになったけれどやめておきました。 



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安座上 真紀子 個展 [美術]

我が家にも届いた個展の案内状のハガキ・・・



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個展があるんだ!と喜んだのもつかの間・・・東京での開催でした。 

でもハガキをみただけでもテンションが上がりました♡

大阪でも是非開催してください!!!



初めて訪れた2008年の個展。 これが紙で作られているのです! これだけでなく作品の全てがペーパークラフトなんです。 しかも手のひらサイズ的な大きさです。

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2019年7月
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2022年4月
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シモン・アンタイ「Folding」 [美術]

ハンガリー出身でフランスで活躍した抽象画家シモン・アンタイ(1922〜2008)の回顧展「Folding」がエスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催されています。



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最初に係の方が「キャンパスを折りたたんだりしわを作ったりして・・・」という製作方法だと簡単に説明していただいたので上下や左右に折りたたむことをイメージしていたのですが全然違いました。 どんな風に製作されているのかすごく気になりました。 関連本が置いてありそこに製作風景が少し載っていたのです。「折りたたむ」というよりは「たぐりよせて境界線を作る感じ」かな?と思いました。確かに説明が難しいです。


作家や作品の詳しいことはHPをご覧ください。


思っていたより作品が大きかったです。


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拡大したものです。

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なかなか新鮮でした。


コンパクトながら毎回刺激を受ける展覧会で長期の展示期間でしかも無料なのでまた訪れたいと思うのですが私にとってはブランドビルということで敷居が高いです。お店とは別のの入り口ですが。







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クレパス画展と日本画展 [美術]

この日は大忙しの日でした。 3つのギャラリーとビーズショップへ出かけました。 それから通りがかった企業家ミュージアムへも予定外で立ち寄りました。 クラブ化粧品を創業した中山太一氏の特集だったのです。小説でおおまかの経歴は知ってましたが事実も知りたかったのです。


まずはクレパス画展




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チラシをみて行きたくなりました。


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里井さんは音大ピアノ科に進まれたけれど壁にぶつかりその道に進まれることはなくその後50代での病を得たときにクレパス画と出会いクレパス画での創作活動を始められたそうです。
惜しくも2023年1月に亡くなられています。
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この会場、サクラアートミュージアムで以前クレパス画展を観たことがありますがその時は圧倒されました。 クレパ画ではあるけれどクレパス画とは思えない作品ばかりでした。
今回は別の圧倒感はありましたがお花の作品が多かったせいか個々の作品は瑞々しくてとても心惹かれました。
画用紙に描かれた作品の展示もあって「ひょっとしたら私にでも描けるかも?」と思わせてもらいました。
使い古しですがクレパスなら我が家にもあります。
忠実に描かなくてもいいとはいえ「創作」もまた難しいですが・・・。
描くかどうかはわかりませんがポッと灯がが灯ったのは事実です。
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そして次は日本画展
大阪くらしの今昔館での開催です。
この会場での日本画展は珍しいです。
2021年にも開催されていたそうですがその時は訪れてませんでした。




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ご自分で花々を育てて写生をされているそうです。
そんな植物への愛情が垣間みられる気もしました。
ブドウの絵を描きたくてぶどう園に赴いたら房にはすべて被いがかぶせられていて実をみることができなかったそうでブドウも家で育てられたそうです。


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昔は生活の中に襖や掛け軸などの日本画があったけれど今はそれらがなくなりつつあってそういう技法や文化の継承が危ぶまれていてもっと現代の生活の中で楽しむ文化を伝えたいという思いもおありのようです。


日本画に限らず伝統的なものが廃れそうになっていくが故にそれらが貴重品となり庶民には手の届かないものになったりもしています。

それらの矛盾をどう解決していくのか難しいな、とも思いました。



実はこの展覧会関連の初心者向けの日本画ワークショップが予定されていて応募しましたら当選したのです。
それでまずは「作品を拝見しなくては」と会場に足を運んだのです。
日本画のワークショップが珍しいなと思ったのですが伝統を継承したい、身近に感じてほしい、との思いからかもしれないですね。
されど初心者向けとはいえ強者が参加されると思うのでちょっと恐れ多いのですが「初心者向け」という文言を信じて参加したいと思っています。





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国立国際美術館 コレクション展 [美術]

国立国際美術館 コレクション展  「コレクション 1    80/90/00/10」 観覧料は430円です。 (65歳以上は証明書があれば無料)


HPより

『「コレクション1 80/90/00/10」は、令和4年度の新収蔵品をご紹介しながら、1980年代から2010年代までの美術を幅広く展覧いたします。』




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この美術館の収集ポイントは現代美術がメインだったと思います。 ちょっと苦手な現代アートですが展示作品をネットでみてみると私でもついていけそうな感じだったので行ってきました。




ヤノベケンジ 「アトムカー」

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西山美なコ 「Looking at you」より

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これもアートなんですね。 作品集が置いてあってそれをみると他の作品をみてみたいと思いました。




「蟻の足跡を作家がクレヨンでなぞったもの」だそうです。

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須田悦弘 「バラ」 壁に展示されています。

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須田悦弘 「雑草」

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須田悦弘の作品は木彫です。 上の「雑草」は展示リストにあるのにみつけることができず係の方にお聞きしたら少し笑いながら教えてくださいました。 なんと床にありました。 「チューリップ」もさりげなく柱の上の方に展示されているのでひょっとしらこれも常時展示されていたのかとまた係の方にお聞きしました。下の写真のような工事?の時に使うような「穴」?があってそこへ埋め込まれた作品で今回だけだそうです。


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柱に展示されている「チューリップ」 地下2階から上を見あげるか地下1階からこの柱をみないと気づきません。

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この地下に美術館があります。

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申請をすると写真撮影OKとなります。 意外と楽しめました。 



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山王美術館 [美術]

山王美術館 「渡仏より110年 藤田嗣治展」  「棟方志功 青天抄柵を中心に」


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行く予定にはなかったのですがある方のブログを見たら行きたくなりました。 というのも常設展で棟方志功の作品が展示されているということに興味を覚えました。 7/31までというので急いで行ってきました。



藤田嗣治展のチラシはもうない、ということで残念・・・。 2018年にこの美術館で開催されていた「没後50年 藤田嗣治展」に行ってることがわかりその時のブログを見たらその時のチラシを載せてました。


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今回もこれらの作品は多分展示されていたように思います。 写真右上の「幼な子イエス礼拝」とよく似た「目隠し鬼ごっこ」いう絵が印象に残りました。 ひょっとしたら前回もみてるのかもしれません。 金色が鮮やかでした。


フジタがパリに行った当初、古典作品の模写をよくしていたそうですがその頃の作品「口づけ」という作品も画風が違っていて印象に残りました。 古代エジプトっぽい絵でした。 HPに掲載されています。




そして常設展「棟方志功 青天抄柵を中心に」

原石鼎(はら せきてい)の瑞々しい句に感動して版画集を作ったようです。

A4くらいの小さい作品で句もいいけれど裏から彩色された色も柔らかい色調でどれもいい作品でした。


あまり情報がなくて古書の扱いとして情報が出ていました。

出版:宝文館 
制作年:昭和31年(1956)  
冊数:1冊 
印刷プレート35枚貼込(俳句解説:原コウ子/高浜虚子/山本健吉/棟方志功/前田普羅他)


恐らく高価な古書で新しい所蔵作品なんでしょう。 凄いです・・・。



作品の写真はないのですが美術館の建物の写真を載せておきます。

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覚え書き




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「チャールズ・ファジーノ 3Dアート展」 [美術]

大丸心斎橋店で開催していたので行ってきました。

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HPより~~~

ニューヨークを拠点に活躍しているポップアーティスト「チャールズ・ファジーノ」の3Dアート展!
大人から子供まで楽しめる”飛び出す”アートで元気をお届けします。
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SNSで挙がってたのは動画だったので「これ何?」と不思議に思い興味を持ったのです。 ちょうど出かける用事があったので心斎橋経由で寄り道して行ってきました。



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なんと説明したらいいのだろう?と思っていたらHPで技法が紹介されていたので引用します。


『 原画を描いた後、シルクスクリーン版画で複製し、切り抜いたピースを二重三重にシリコンを使って重ねる”立体的”なアートです。 』


原画そのものを切り取っていたのかと思ってましたがシルクスクリーンの版画を切り抜いていたのですね。

メチャクチャこまかい作業です。 


実物をみないと写真ではとてもわかりません。 いろんなアートがあるのですね。


ブログに載せても全然伝わらないのですが記録として残しておきます。






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『月夜の晩に』 [美術]

石川賢治月光写真展 月光浴  『月夜の晩に』  大丸ミュージアム梅田にて


チラシより   『1年に12回しかない満月の下で撮り続ける月光写真家・石川賢治。』

新聞で紹介されていて興味を持ち行ってきました。



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満月の光って明るいのですね。 こんなにはっきりと映ることに驚きました。



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ライトが写り込んでしまうので写真を撮るのは難しかったです。 下の写真も左の方にライトが写ってます。でもこれは撮りたかったので撮りました。


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バラの写真もあったのですが反射して実物と全然違うので撮りませんでした。


1年に12回、天気がよくないと撮れないのですよね。  撮影時の映像を少し見ましたが昼間に下見に行ってそこで撮った写真と満月の下の写真と比べてありましたが当たり前ですが全然印象が変わります。


こういう写真もあるのだなぁ、と新たな感動でした。



訪れたのは5/30ですが今日6月4日は満月! 偶然にびっくりしてます。 6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ぶそうです。 アメリカで野いちごの収穫時期にみられる満月だからだそうです。


先程ベランダから満月を見ることができました。


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蜷川実花写真展「Eternity in a Moment」 [美術]


キヤノンギャラリー50周年企画展   蜷川実花写真展「Eternity in a Moment」に行ってきました。 他の写真家の作品展の確認をしようと思ったらこの作品展を知りちょうど出かける用事があったので行ってきたのです。



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蜷川実花さんの写真を初めてみたのは2009年でした。 神戸に行ったときにちょうど開催されていたので行ったのです。とても派手派手な感じで私の感性と合うのかな?と思いながら訪れたのですが思いの外受け入れることができてその後何度か作品展には訪れています。 映画監督もされてますが映画はまだ観たことがありません。

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今回キャノンギャラリー50周年記念ということで品川、銀座そして大阪で開催されたようです。
大阪のイメージとしてHPには
<<「いのちの息づかい」をテーマに都市やそこで暮らす人々の感情などを写し取った作品を展示します。>>  ということですが映像でご自身が語られているのを見るとフェスティバルタワーウエストにあるこのギャラリーが川に面したビルだったりそんなところがヒントになっているそうです。
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こちらは品川での展覧会の案内  花がテーマでこちらもみたかったです。
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ちなみにこのギャラリーがあるフェスティバルタワーウエストから見下ろした風景
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好きな風景の1枚です。



覚え書き


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