長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー [美術]
中之島美術館で開催されているのですが行く予定がなかったのです。 ところが招待券がおもいがけず当たり12/3までなので大急ぎで行きました。
無量寺の芦雪の「虎図」「龍図」は何度か観ていて2020年のあべのハルカス美術館で観たのがとても印象的でした。 チラシにも載ってたのでまたお目にかかれるのかな?と思っていたら前期の出展で後期は島根 西光寺の「龍図」を観ることができました。
この「牛図」も後期展示でした。
何回か芦雪展に行っているのに今回初めて落款印(といっていいのか?)が「魚」であることに気づきました。
なぜなんだろう?と思っていたら芦雪のことをまとめた映像でそのことが紹介されていました。
記憶を確認しようと調べました。ウィキペディアなどによると
応挙の下へ修行ででかける冬の朝、氷に閉じ込められた魚をみつけたそうです。帰り道、氷が溶けて魚が自由に泳いでいるのをみて応挙にその話をしたところ「修業時代は苦しいが氷が溶けるように画の自由を得る」と言われたそうです。それ以来使ってきたとか・・・。
美術展ナビでは
「芦雪と号してから使われた印として、よく知られている「魚印」(六角形の亀甲の縁取りの中に「魚」を配す)があります。六角形のような縁取りは「氷」で、氷は応挙を意味し、その後、応挙との決別の証に「魚印」の右端を割ったと言われています。」
「応挙からの独立を宣言する意味もある」という説を唱えている方もいるようです。
芦雪は46歳で大阪で亡くなってるそうです。毒殺とも自殺ともいわれているそうですが真相は不明とのこと。ねたみや嫉妬?はたまた創作する上での悩み? 思ったより早く亡くなっていました。
以前に撮った中之島美術館の写真です。
「シップス・キャット」(ヤノベケンジ) 守り神の猫
ショップをのぞくと虎図と阪神タイガースとコラボしたグッズがいくつかあり大阪ならでは、と苦笑してしまいました。でも阪神タイガース優勝はグッドタイミングでしたね。阪神ファンなので思わず買いそうになったけれどやめておきました。
「氷に閉じ込められた魚は凝りが溶けると泳ぐ?」
魚は死なないんでしょうかね?。
by お散歩爺 (2023-11-21 10:47)
そういえばそうですね・・・。
逸話なのでまぁ大目にみておきましょう^^;
by つぐみ (2023-11-21 21:22)