クレパス画展と日本画展 [美術]
この日は大忙しの日でした。 3つのギャラリーとビーズショップへ出かけました。 それから通りがかった企業家ミュージアムへも予定外で立ち寄りました。 クラブ化粧品を創業した中山太一氏の特集だったのです。小説でおおまかの経歴は知ってましたが事実も知りたかったのです。
まずはクレパス画展
チラシをみて行きたくなりました。
里井さんは音大ピアノ科に進まれたけれど壁にぶつかりその道に進まれることはなくその後50代での病を得たときにクレパス画と出会いクレパス画での創作活動を始められたそうです。
惜しくも2023年1月に亡くなられています。
この会場、サクラアートミュージアムで以前クレパス画展を観たことがありますがその時は圧倒されました。 クレパ画ではあるけれどクレパス画とは思えない作品ばかりでした。
今回は別の圧倒感はありましたがお花の作品が多かったせいか個々の作品は瑞々しくてとても心惹かれました。
画用紙に描かれた作品の展示もあって「ひょっとしたら私にでも描けるかも?」と思わせてもらいました。
使い古しですがクレパスなら我が家にもあります。
忠実に描かなくてもいいとはいえ「創作」もまた難しいですが・・・。
描くかどうかはわかりませんがポッと灯がが灯ったのは事実です。
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そして次は日本画展
大阪くらしの今昔館での開催です。
この会場での日本画展は珍しいです。
2021年にも開催されていたそうですがその時は訪れてませんでした。
ご自分で花々を育てて写生をされているそうです。
そんな植物への愛情が垣間みられる気もしました。
ブドウの絵を描きたくてぶどう園に赴いたら房にはすべて被いがかぶせられていて実をみることができなかったそうでブドウも家で育てられたそうです。
昔は生活の中に襖や掛け軸などの日本画があったけれど今はそれらがなくなりつつあってそういう技法や文化の継承が危ぶまれていてもっと現代の生活の中で楽しむ文化を伝えたいという思いもおありのようです。
日本画に限らず伝統的なものが廃れそうになっていくが故にそれらが貴重品となり庶民には手の届かないものになったりもしています。
それらの矛盾をどう解決していくのか難しいな、とも思いました。
実はこの展覧会関連の初心者向けの日本画ワークショップが予定されていて応募しましたら当選したのです。
それでまずは「作品を拝見しなくては」と会場に足を運んだのです。
日本画のワークショップが珍しいなと思ったのですが伝統を継承したい、身近に感じてほしい、との思いからかもしれないですね。
されど初心者向けとはいえ強者が参加されると思うのでちょっと恐れ多いのですが「初心者向け」という文言を信じて参加したいと思っています。
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