菱刺し展での出会いなど・・・ [趣味・カルチャー]
クレパス画展、日本画展をみたあと天満橋に出ました。
新聞の紹介記事が目に止まりGALERIE CENTENNIAL(ギャラリーセンティニアル)を訪れました。
「菱刺し」という刺し子?とあんまり理解していなかったのですが写真をみて行きたい、と思いました。
青森県津軽の「こぎん刺し」、青森県南部の「菱刺し」、山形県庄内の「庄内刺し子」は東北地方の日本三大刺し子とよばれているそうです。
私が刺し子と思っていたのは「こぎん刺し」のことだとわかりました。
ギャラリーにたまたま菱刺しをされている方がおられて「有名なのは津軽のこぎん刺しですね。」とおっしゃってました。
こぎん刺しと菱刺しとどう違うのか倉茂さんに尋ねましたらさし目の数え方が違うのだそうです。菱刺しは偶数目、こぎん刺しは奇数目を数えて刺すのだそうです。
なので同じ模様でも菱刺しだと横長になりこぎん刺しだと四角くなるそうです。
ギャラリー風景
市松模様くらいならできそうかも?と思って写真を撮りましたがそんな生やさしいものではなさそうです。
細かい刺繍で根気が必要です。
帯地
倉茂さんは帯地も作られていて帯地の場合両端が耳でないといけないそうでそういう麻の生地がないので生地を手織りしておられるそうです。
「ひゃぁ~・・・」驚くことばかりでした。
そんなお話をお聞きしていたら着物をお召しの年配の女性が来られてその方の着物や帯が素敵なので話が盛り上がりました。
そしたらその女性が「たくさんほめてもらったのでプレゼントを差し上げるわ。」とおっしゃっておもむろに出されたのがかわいらしい封筒でした。(右のふくろうの図柄の封筒です。 左のカードはこの個展の紹介で大きさ比較のために一緒に写しました。)
手描きかと思ったら新聞広告のカラーページを切りとって、はり絵にされているのです。
「新聞?!」とは全然思えないカラフルさでデザインも素敵でした。
小さい落款印まで押されていて
「こんなミニサイズの石あるんですね?」と尋ねましたら
「ミニサイズの石を作ってもらったのよ。でも字は自分で彫ったのよ。」とおっしゃってまたまた驚きでした。
いろんなお話を聞かせていただきました。
素敵な出会い、感謝です。
谷町2丁目にあったギャラリーをあとにしテクテク堺筋本町まで歩きました。ふつうに歩けば20~30分くらいだったのでしょうがちょっと勘違いして反対方向に行きかけて戻ったりしてロスがありました。ちょっとくたびれましたが途中、大阪起業家ミュージアムの近くまで来たのでせっかくだったのでついでに寄りました。特別展示がクラブ化粧品の創業者中山太一氏だったのです。
小説でだいたいの経歴はわかっていましたが事実も知りたいと思いました。
このあとビーズのお店にも行きました。
角野栄子さんがされているようなネックレスを作りたいのですがなかなか素材がみつかりません。クリーマで少し買ったのですが少し足りないので上手く合う物があればなぁ、と思って行ってみました。 実際作ってみないとわからないので2~3種類みつくろって購入しました。 うまくできたらいいのですが・・・。 今作っているのはこういう感じではないのです私が作りたい参考品です。
角野さんの娘さん、くぼしまりおさんの本「50代になった娘が選ぶ母のお洋服 魔法のクローゼット」より
いいもの見てきましたね。
by JUNKO (2023-10-10 11:59)
他方地方の伝統刺繍、いいものでやすね!
一人前になるまで、そうとうな修練がいりそうでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-10-10 15:31)
JUNKOさん
目の保養をさせていただきました。
全然大変なお仕事感がなくて作家さんがほんとにお好きでされてるんだなぁ、と感じました。
「一期一会」を実感しました。
by つぐみ (2023-10-10 23:22)
ぼんぼちぼちぼち さん
伝統刺繍、生活から生まれた物なのに廃れていくのが残念です。
根気が要る作業、恐れ入ります。
by つぐみ (2023-10-10 23:24)