東大寺境内「鬼瓦」巡り [趣味・カルチャー]
【瓦博士と行こう!東大寺境内「鬼瓦」巡り】 清水昭博先生
東大寺を検索するから東大寺関連の情報が流れてくるのか?関心があるから情報に気づくのか?よくわかりませんがまたもや東大寺に行ってきました。 今回は鬼瓦巡りです。
ツアーが催行されるか微妙だったようですが開催されてよかったです。
きたまち→転害門→正倉院事務所→講堂跡→大湯屋→四月堂→開山堂→法華堂→東塔跡→大仏殿拝観というコースでした。
きたまちあたりの民家の鬼瓦です。やっぱり古都奈良だけあって普通の民家でも鬼瓦があるお家が結構ありました。
お寺の門だったか?です。 シャチホコまであって立派です。
転害門(てがいもん)
宮内庁正倉院事務所
通りがかりの場所で・・・。
大湯屋
四月堂 銘文が記載されています。
三面の鬼で非常に珍しいそうです。 確かここだけだったか? 北東の鬼門を守る鬼瓦だそうです。
開山堂
法華堂 睫毛が長いです。 下の瓦には「法華堂」の文字がありました。
これも法華堂だったか?
法華堂近く
大仏殿
留蓋(とめぶた)というそうで雨水の侵入を防ぐためにとりつけられているそうです。
全然鬼瓦と関係ないですが奈良市立鼓阪(つざか)小学校。 講堂の屋根しかみえませんでしたが屋根は仏教寺院の建築様式を模した瓦ぶきだそうです。 ちなみに明石家さんまさんの母校だそうです。
きたまちからずーっと歩いて鬼瓦をみたあと大仏殿に到着してそして拝観します。 大仏殿内の写真もまた載せます。
2023/12/10
Spinning Wheel 作品展 Final [趣味・カルチャー]
友人が参加しているので以前の会社の同期の人と行ってきました。
2023年12月1日(金)~5日(火) GALLERY北野坂で開催されていてたまたま初日に行くことになりました。
羊毛から糸を紡いでそれを織っておられます。 織るだけでも大変なのに糸作りからされていて話を聞いているだけでも気が遠くなります。
中にはプロの方もおられるそうです。
安藤忠雄氏設計のビルです。
たくさん小物が出品されていてかわいらしくしかもリーズナブルで思わずお買い上げです。 私たちが購入したあと見るとずいぶん少なくなってました。 初日でなくなったのではないかしら?
ブーツ型のオーナメント兼ブローチ。左はサイズ比較のためのUSBメモリーです。
このグループとしての作品展は最後だそうですが違う形での作品展は再来年以降開催されるのではないかと友人は言ってました。
覚え書き
東大寺 [趣味・カルチャー]
先日東大寺境内を僧侶に案内していただいたのですがもう一度自分でゆっくり回って見たいと思いました。 紅葉の季節でもありますし・・・。
この南大門の写真は以前撮ったものです。 この日は段々と曇り空が広がってきてしまいました。
南大門の金剛力士像(国宝):寄木造り 像高8.4m、製作年代:鎌倉時代 仏師:運慶、快慶
南大門の屋根を見あげるとこういう造りになっています。 南大門(国宝):入母屋造 高さ25.46m、製作年代:鎌倉時代
鏡池よりの大仏殿
猫段(猫坂) 東大寺大仏殿東側から、鐘楼まで続く階段。最初はさほど急ではないですが途中からやや急になっています。この坂で転ぶと、来世は猫になるという言い伝えから、このように呼ばれているそうです。
「大湯屋」前のイチョウ。
二月堂裏参道 大仏殿の裏側・北側方面から二月堂へ向けて伸びる石畳と土塀の参道で人気のスポットです。
二月堂
この階段を上っていきます。
上りきると釣灯籠がたくさん並んでいます。 二十四時間拝観可能だそうで夜には灯りが灯るそうです。
そしてここからの眺めが美しいです。 曇り空だったのが残念・・・。
欄干には松明を載せる跡がついてます。
二月堂から眺める良弁杉
四月堂
三月堂(法華堂)
「奈良寺社ガイド」より
『建物の北側(画像左側)の、仏像が安置されている寄棟造の部分を正堂(しょうどう)、南側の入母屋造部分を礼堂(らいどう)と呼びます。正堂は奈良時代の建築、礼堂は奈良時代にも存在しましたが、現在あるものは鎌倉時代の正治元年(1199年)ごろに付加したもので、よく見ると瓦の色が違う事がわかります。』
また手すりの高さが違うのがわかります。
今回の東大寺巡りはこれで終わりますが近くに手向山八幡宮がありこのあとそちらへ向かいました。
名勝 旧大乗院庭園 [趣味・カルチャー]
浮見堂から移動してきました。 以前から一度行ってみたいと思っていた場所でした。 ちょうど無料公開していました。
大乗院とは、1087年(寛治元年)に創建され、平安時代から江戸時代に栄えた門跡寺院のひとつ。廃仏毀釈の影響で明治初年に廃寺となるまで存続していたそうです。
いろいろ紆余曲折あったようですが整備され1958年(昭和33年)国の名勝に指定されたそうです。
模型です。
ようやく雨が上がり青空がみえてきました。
大乗院庭園文化館内部
資料室、和室、会議室などあるようです。
隣は奈良ホテル
こんな壁がありました。
東大寺細発見 2023 その2 [趣味・カルチャー]
東大寺細発見のつづきです。
法華堂 毎年3月に法華会(ほっけえ)が行なわれたことから、のちに法華堂と呼ばれるようになったそうです。
コースの中に拝観も含まれていて拝観しました。 不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)がご本尊だそうで光背が華やかで美しかったです。 良弁僧正座像も公開されていましたが観音さんの方にみとれてしまってました。
パンフレットより
この石灯籠、鎌倉時代のものだそうですが刻銘入りでは、日本では二番目に古いものだそうです。重要文化財
四月堂 かつて旧暦の4月に法華経に由来する法華三昧会が行なわれたことから、四月堂の通称があるそうです。
特に説明はなかったのですが2階建て?と思って調べたら屋根が二重になっていて下の層は裳階(もこし)なんだそうです。三重塔や五重塔では時々みかけますがこうした建物では初めてみたように思いました。
良弁僧正の母を祀る子安神社
講堂跡 写真ではわかりにくいですが礎石が並んでいます。
講堂跡と僧坊跡の間を流れる川による浸食が進み 基壇の土が削られるのでこれ以上の遺構の破損を防ぐために護岸の工事を行っているそうです。
指図堂(さしずどう) 大仏殿の計画図面を展示するお堂が建てられたことが由来だそうです。 写経場、お茶室ががありました。
指図堂からのお庭の眺め
こちらで解散となりました。 境内巡りは以上で終わりです。
いただいた散華 森田りえこさんの絵だそうです。 椿の柄もあったようです。
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集合場所の東大寺ミュージアムの前には大仏様の手のレプリカがありました。 ここへ来るのは初めてでした。
人がごった返していてちゃんと見ていなかったです。 またゆっくり訪れたいと思っています。
「東大寺細発見 2023」はこれでおしまいです。 聞き逃したこともたくさんあると思います。いろいろお話をお聞きして一応私の記憶の確認をしたつもりですが聞き間違いや思い違いもあるかもしれません。 お話になかったことも調べて載せたりしています。 私の記録として残しておきたいと思いこうしてブログに載せていますので正確さは欠けるかもしれませんがそのあたりはご容赦ください。
2023/11/11
東大寺細発見 2023 その1 [趣味・カルチャー]
東大寺細発見
東大寺の僧侶の案内で境内を巡ります。
自分で地図をみながらでも回れるのですが僧侶ならではの目線やお話も貴重です。でもメモをしているわけはないのですぐに忘れてしまいます。
ただ回った場所は記憶にとどめておきたいと思うので記事として載せます。
南大門
2017年から毎年秋に開催されてきたそうです。
今回新聞記事に目がとまり申し込みました。応募者多数の場合は抽選とのことで結果待ちをしてたところ当選通知が届いて参加してきました。今回は「良弁僧正」テーマに鷲尾隆元・教学執事の案内です。
良弁:ろうべん、りょうべん 私は詳しくは知らないものの「ろうべん」と記憶していました。 どんな人物なのか・・・
「東大寺創建に尽力した」そうですが詳細は不明だそうです。
伝説として「生まれてすぐに 鷲にさらわれ二月堂下の大杉まで運ばれ、僧に助けられ修行し名僧となった。その後、母が全国を探し回り再開を杉の下で果たした」
この日の案内では資料をたどると「杉」ではなく「イチイの木」であったかもしれないとのことでした。 そのイチイの木も巡ります。
相輪 1970年大阪で開催された日本万国博覧会の古河館で東大寺七重塔が再現されたときの相輪だけを引き取ったそうです。 定期的に手入れをされているそうで金ピカです。
花まつり千僧法要記念宝塔
これについての説明はなかったのでネットで検索しました。『インドのアショカ王が建立した石柱「アショカピラー」の頭部を復元した3匹の獅子の記念碑』だそうです。
辛国(からくに)神社 東大寺建立の邪魔をする天狗を良弁僧正が退治して改心させたという由来と東大寺の建立に大きな役割を果たした「渡来人(技術力を持った職人)」を神様として祀るという由来とがあるそうです。
京都の醍醐寺に由来する桜だそうですがなんだか枝が寂しいです。
行基堂…これは遠目にみえて写真を撮っただけです。
鐘楼
開山堂 東大寺の初代別当で聖武天皇や行基菩薩らとともに東大寺の創建に尽力された良弁僧正をお祀りしたお堂
良弁椿 東大寺の開祖である良弁の像が開山堂に祀られていることから、そう呼ばれているそうです。
良弁杉 鷲に連れ去られ杉の木に置かれたという杉 現在の杉は三代目だそうです。 杉の後ろにみえるのは二月堂。
二月堂 このお堂で修二会(しゅにえ)が旧暦の2月に行なわれます。 修二会(しゅにえ)→「お水取り」という名で親しまれる春の訪れを告げる行事
開山堂から二月堂がよくみえます。
今回はここまでとします。 また後ほど続きをのせます。
一応お聞きした話の確認をしたつもりですが聞き違い、思い違いもあるかもしれません。ご容赦ください。
菱刺し展での出会いなど・・・ [趣味・カルチャー]
クレパス画展、日本画展をみたあと天満橋に出ました。
新聞の紹介記事が目に止まりGALERIE CENTENNIAL(ギャラリーセンティニアル)を訪れました。
「菱刺し」という刺し子?とあんまり理解していなかったのですが写真をみて行きたい、と思いました。
青森県津軽の「こぎん刺し」、青森県南部の「菱刺し」、山形県庄内の「庄内刺し子」は東北地方の日本三大刺し子とよばれているそうです。
私が刺し子と思っていたのは「こぎん刺し」のことだとわかりました。
ギャラリーにたまたま菱刺しをされている方がおられて「有名なのは津軽のこぎん刺しですね。」とおっしゃってました。
こぎん刺しと菱刺しとどう違うのか倉茂さんに尋ねましたらさし目の数え方が違うのだそうです。菱刺しは偶数目、こぎん刺しは奇数目を数えて刺すのだそうです。
なので同じ模様でも菱刺しだと横長になりこぎん刺しだと四角くなるそうです。
ギャラリー風景
市松模様くらいならできそうかも?と思って写真を撮りましたがそんな生やさしいものではなさそうです。
細かい刺繍で根気が必要です。
帯地
倉茂さんは帯地も作られていて帯地の場合両端が耳でないといけないそうでそういう麻の生地がないので生地を手織りしておられるそうです。
「ひゃぁ~・・・」驚くことばかりでした。
そんなお話をお聞きしていたら着物をお召しの年配の女性が来られてその方の着物や帯が素敵なので話が盛り上がりました。
そしたらその女性が「たくさんほめてもらったのでプレゼントを差し上げるわ。」とおっしゃっておもむろに出されたのがかわいらしい封筒でした。(右のふくろうの図柄の封筒です。 左のカードはこの個展の紹介で大きさ比較のために一緒に写しました。)
手描きかと思ったら新聞広告のカラーページを切りとって、はり絵にされているのです。
「新聞?!」とは全然思えないカラフルさでデザインも素敵でした。
小さい落款印まで押されていて
「こんなミニサイズの石あるんですね?」と尋ねましたら
「ミニサイズの石を作ってもらったのよ。でも字は自分で彫ったのよ。」とおっしゃってまたまた驚きでした。
いろんなお話を聞かせていただきました。
素敵な出会い、感謝です。
芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事 [趣味・カルチャー]
HPより////////////////////////
芭蕉布とは、亜熱帯を中心に分布する植物「糸芭蕉」の葉柄からとれる繊維を材料とした沖縄を代表する織物のことです。第二次世界大戦後に消滅しかけた芭蕉布を、生まれ育った大宜味村喜如嘉おおぎみそんきじょかで、糸芭蕉の畑を自ら復活させ、工房を作り、現代へと繋いだのが人間国宝・平良敏子でした。
芭蕉布は、3年ほどかけて糸芭蕉を育てることからはじまります。収穫後の糸づくりから、染め、織りまで、膨大な時間をかけ、30近い工程を経て完成していきます。この貴重な芭蕉布は、喜如嘉の女性たちの努力と熱い志によって、今も大切に受け継がれています。//////////
パリッとっした風合いは沖縄の風土に合った布地だと思いました。
着物に興味を持ち始めた頃「芭蕉布の帯を締めるのが憧れ」というような言葉をどこかで聞いたか読んだかでそういう存在なんだと知りました。 実際手に入れることはなかなか難しい貴重な織物だとその時に知りました。
今回、目の当たりにすることができました。
平良敏子が考案したツバメ柄。バーナード・リーチが賞賛したそうです。
このあと彼岸花が毎年咲くという東本願寺に向かいました。
「コスメチックス コレクション -明治から現代までのお化粧品-」 [趣味・カルチャー]
クラブコスメ文化資料室へ行ってきました。
HPより---------------------------------
本展では創業120周年記念展示として、第一号製品 クラブ洗粉を
筆頭に創業時から令和の時代までのスキンケア製品をお手入れの
手順に沿ってご紹介いたします。一つの製品が長きにわたり存在する
中でたどってきた変遷や、当社の総合化粧品会社としてのバラエティ
豊かなラインナップをお楽しみください。-----------------------
年に一度テーマを決めて展示資料室での展覧会が開催されています。 19回にもなるんですね。 私が行き始めたのは16回 (2019年)からです。
今回は初めてギャラリートークに参加しました。
やっぱり説明を聞くと一点一点印象に残ります。 展示の工夫やご苦労なども伺えて興味深いです。
洗粉(あらいこ)
洗顔料です。創立120周年ということで来館者120番目の方に記念品プレゼントがあるということで120番目の方がこの場にいるという案内がありました。
「ええ!」
残念ながら私ではありませんでした。
120番目の方には洗粉現品をそしてそれ以外の人たちには「洗粉」の試供品のプレゼントがありました。
「洗粉」が現在も販売されていることにびっくりしました。 第8回(2017年)化学遺産に認定されているそうです。(化学遺産というものがあることも初めて知りました。)
ビルにはトレードマークの双美人がしっかり掲げられています。
日本の美しい布 [趣味・カルチャー]
「日本の美しい布ーきものと帯で布を巡る旅」
阪急うめだギャラリーで開催中です。
母からの着物を受け継いだこともあって着物に興味を持ち始めてからもうずいぶん経ちました。なんとなく名称は知ってますが一同に集まるということで行ってきました。 展示即売会でもあるのですが展示がメインかなと思ったのです。
説明文もあったのですが字が薄くて読みにくくあまり読んでなくてただ美しい布をみてきただけに終わりました。
辻が花 一度途絶えてるようですが現代の辻が花染めのようです。
江戸小紋
紅花染
有松絞
藍染め
着物地ばかりみてしまいました。 やっぱり美しいです。 目の保養をさせていただきました。
今回の出品
北海道:アットゥシ
山形県:紅花染、白鷹お召、新庄亀綾織、紫根染
新潟県:本塩沢、越後上布、小千谷縮
茨城県:結城紬
東京都:黄八丈、江戸小紋
愛知県:有松絞
石川県:牛首紬
京都府:唐織、綴織、京友禅、堰出友禅、蒔糊友禅、辻が花、京繍、藤布
徳島県:藍染
福岡県:久留米絣、博多織、小倉織
佐賀県:木版摺更紗
鹿児島県:大島紬
沖縄県:八重山上布、宮古上布、首里織、琉球紅型、芭蕉布