福本潮子 藍と白 などなど [美術]
神戸から帰る途中、尼崎に寄りました。 尼崎総合文化センターの美術ホールで開催されている展覧会に行ってきました。
以前なんばでパークスで展覧会に通りがかり無料だったので観たのでした。 藍染めや生地には興味があるのでお名前を覚えていて今回こんな展覧会があることを知り神戸に行く用事もあったのとちょうど阪神沿線で行きやすかったので行ってきました。
この作業工程が映像化されていて少し見ました。 一旦全部染めて中は脱色してまた再度染めるようです。 結構な作業で力仕事のようです。 おぐしが真っ白なのでおいくつかと思ったら75才! 75才にはみえません。 すごいお元気です。
「いろいろ考えてもやってみないとわからない」そうです。 実行あるのみみたいです。
もともとは絵を描いておられたようですがこういう色を出したくても出せず。藍染めの方が出したかった色が出せる、と染色にシフトされたそうです。
この作品、暗い部屋のなかでスポットライトのように光ってみえます。 実際はもっと幻想的でした。
こんなお茶室も
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村山さんは初めて知りました。 尼崎在住で地域に根ざした作品を作っておられるそうです。
郷土野菜に「尼芋」があるそうでそれを使って草木染めをした神事装束。
阪急武庫之荘駅にあった2本のヒマラヤ杉が台風で根こそぎ倒れたときに落ち葉や枝を集めて布を染めて作品にされたそうです。
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この尼崎総合文化センターの4階には白髪一雄記念室があり、福本潮子展のチケットで無料で入館できるということで行ってみました。
今は「白髪富士子 前衛画家としての足跡」と題して展示してありました。 白髪一雄の奥様です。 彼女も絵心があったようで作品を創作していたようですが後には夫の作品が評価されて忙しくなり裏方にまわったそうです。
なにかしら魅力ある作品でした。
白髪一雄の作品は一点だけ展示されていました。 (小さい部屋です。) 創作活動の映像があったのですがロープにぶら下がり足で描く姿が映し出されてました。 ダイナミックな画法の絵だなぁ、とは思ってましたが足で描くとは知りませんでした。
なんだか盛りだくさんな一日でした。