モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─ [美術]
開館記念特別展 モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─ 大阪中之島美術館で開催中です。
HPより
大阪中之島美術館の約6000点のコレクションを代表する《髪をほどいた横たわる裸婦》。本展では、この作品のモデルと同一の女性を描いたアントワープ王立美術館(ベルギー)所蔵の《座る裸婦》が来日、大阪で初めての競演が叶います。
「髪をほどいた横たわる裸婦」 大阪中之島美術館
「少女の肖像」 グレタ・ガルボ・ファミリー・コレクション
瞳を描いている絵と描いていない絵と両方あったんですね。 瞳を描いていないのが特徴だと思っていました。
以前モディリアーニの妻ジャンヌにスポットをあてた展覧会を観に行った時はモディリアーニのどの絵もなんだか哀しくみえてしまったのですが今回は平静にみることができました。
モディリアーニは一時、彫刻家をめざしていたそうでたくさんのスケッチをのこしているそうです。 ギリシアのカリアティード(人像柱)やアフリカの原始美術の影響を受けて首が長くなったりしているとのことでした。
彫刻をするには材料や運搬のことなどの理由で断念したそうです。
関連する作品もたくさん展示されていましたがそのチョイスがなかなか上手だなぁ、と感じました。
【プロローグ:20世紀の前期のパリ】では サントリーポスターコレクションの展示により時代背景を紹介していました。 こういう使い方もあるんだなぁ、と思いました。 このコレクションを有効に使われてますね。
【1910年代パリの美術】では キスリング婦人の肖像画でキスリングとモディリアーニの作品が並べてあったりして比較できて興味深かったです。
【モディリアーニと日本】では 中原實 「モジリアニの美しき家婦」 かわいらしい絵でした。
館内にて
参考までに
モディリアーニと妻ジャンヌの物語展 2007年9月でした。