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 日本の色 吉岡幸雄の仕事と蒐集 [美術]


京都国立近代美術館を後にしてランチ後、細見美術館へ行きました。



『吉岡幸雄は、京都で江戶時代末期から続く染色工房の五代目当主であり、染織史家でもありました。吉岡は古来の文献をひもとき、伝世の染織遺品をはじめ古今東西の美術工芸を研究して伝統の色彩を求めました。各地に伝わる染料・素材・技術を訪ねて、その保存と復興に努め、社寺の祭祀、古典文学などにみる色彩や装束の再現・復元にも力を尽くしました。

 本展では、吉岡幸雄の美への憧憬と本質を見極める眼、そしてあくなき探求心によって成し遂げられた仕事と蒐集の軌跡を紹介します。』





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吉岡氏の仕事自体の説明はほとんどなく作品を観るだけでしたがたくさんの仕事をこなされていたのだなぁ、と思いました。特に東大寺、薬師寺などの祭祀の衣装や染織品の再現は吉岡さんなくしてはあり得なかったのではないかと思われます。

ドキュメントを以前見た事があるのですが農家に依頼して植物をいろいろ植えて検証されている様子は覚えています。   昔の色を再現するのにとてつもなく苦労されて研究されてきたのだろうな、と思いました。またドキュメントを放送してほしいです。





この写真は以前に美術館を撮った物です。 階段の昇降がありちょっと鑑賞しにくいのが難点ですが琳派の作品は多数所蔵されているようです。 

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