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透明な夜の香り [本]



透明な夜の香り

透明な夜の香り

  • 作者: 千早 茜
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: 単行本

「王様のブランチ」で紹介されたそうです。(この番組は大阪では放送されていません。)
千早さんの小説は3冊目で気になる作家でもあり、友人が読んだと聞いたのですが感想は聞きそびれていて読んでみることにしました。
少し予約がついていましたがすぐに順番が回ってきました。
一香(いちか)は書店勤めをしていたけれど仕事にいけなくなり休職から退職へ。
そんなところへふと見つけた家事のアルバイトの紙。
ダメだと思っていたのにそのアルバイトが決まります。
大きな洋館に住む朔は調香師。
匂いでその人のことがわかってしまう特性?を持っています。
香水を作ってほしいと訪れる人々。
何か訳ありな人々。
異常なほどに匂いに敏感で嘘も見抜いてしまうので嘘をつかれるのが嫌いな朔、生い立ちも普通ではなかった様子。
一生懸命働く一香も忘れられない過去があります。
そんな二人の距離が短くなっていきます。
どういう結末になるのか心配でしたが最後は光が見える終わり方でホッとしました。
なかなか印象的な本でした。
先日、書店へ行ったらパンフレットが置いてありました。
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