「紙屋ふじさき記念館 [4] 故郷の色 海の色」 ほしおさなえ [本]
ほしおさなえさんのシリーズ4冊目です。 感想文を載せたつもりだったのですが忘れていたようなので載せておきます。
「紙屋ふじさき記念館」は紙会社に属する和紙の記念館でともすれば閉館の憂き目にあいそうな部署なのですがとうとうビルを売却することになったので閉館が余儀なくされます。
第一話 活版印刷
第二話 包む心
第三話 故郷の色、海の色
第一話ではほしおさんの別のシリーズ「活版印刷三日月堂」で登場する天野楓が百花と同じ大学に入学して部室に訪れます。
仕事で共通する知人から百花のことを紹介されていたのです。
サークルの遠足で川越に行って三日月堂でワークショップをすることになります。
第二話では「折形」や「紋切り」(紙をいくつかに折って切って開くとかたちができる)などのワークショップを定期的に開催してお客を定着させて記念館の存在自体を親会社にも認識させようというアイデアが生まれます。
第三話では記念館のサイトを充実させて閉館後も活動できるようにしたりグッズなどの製作、販売も計画されていきます。
また第三巻でてがけたインクの箱とコラボした型染めの表紙のノートを作る事になります。
もし新しく作る記念館は今のままを移転するのではなくて一から構想を考えて作る必要性を指摘され館長の藤崎も前向きに考え始めるようになりました。
今後どんな展開になるのか?楽しみです。
折形にも私自身、興味を持っています。