SSブログ

「兄の終い」 村井理子 [本]



兄の終い

兄の終い

  • 作者: 村井 理子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2020/03/31
  • メディア: Kindle版

友人に勧められて読みました。
村井さんについては全然知らなかったのですが興味を持ちました。
お金を無心されたりしたのでほぼ絶縁状態にあった兄がなくなり賃貸アパートの保証人となっていたことから連絡が来て兄の前妻とその後始末をドキュメント的にまとめたものです。
とにかく処理をしてしまわなくては、という思いからかあっけらかんとした筆致であっという間に読み終わりました。
この本を読んでいて思いだした小説がありました。



瑕疵借り (講談社文庫)

瑕疵借り (講談社文庫)

  • 作者: 松岡 圭祐
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/05/15
  • メディア: 文庫
賃貸の事故物件の直後に住むことを仕事としている藤崎。
どういう事情で亡くなったのかその軌跡をたどる連作短篇集。
社会的な背景をあぶりだしていきます。







  • 東京ロンダリング (集英社文庫)

    東京ロンダリング (集英社文庫)

    • 作者: 原田ひ香
    • 出版社/メーカー: 集英社
    • 発売日: 2014/07/11
    • メディア: Kindle版
  • この小説で事故物件に住むという仕事があることを知りましたが実際にはこういう職業はないらしいとのことです。
  • ずいぶん前に読んだのでほとんど覚えていませんが「ロンダリング」という言葉も知りました。


nice!(9)  コメント(2) 
共通テーマ: