新収蔵記念:岸田劉生と森村・松方コレクション [美術]
数多い麗子像で一般的には有名な岸田劉生。
私もその程度の認識しかありませんでした。
2008年にたまたま観に行った大阪市立美術館の常設展で当時寄託されていた「芝川コレクション」をみる機会がありました。
そこには何点かの岸田劉生の作品がありました。その後2011年に大阪市立美術館で岸田劉生展が開催されて多くの作品をみることができました。
それ以来なんとなく気になる作家です。
今回初期の作品が何点かあって結構この時代の風景画は好きだなぁ。「明治末年築地居留地」になぜか惹かれました。
「冬瓜図」の軸がでている部分のへこみ具合すごくリアルで触って確認したくなるくらいでした。
「二人麗子」で思わず笑みがこぼれましたがその次は「三人麗子」! 美術館でなければ声を出して笑ってしまうところでした。どこまで麗子が好きなんでしょう!
もう一度みたい作品があるのですがなかなかお目にかかれません。
「菊慈童」だと思っていたら「菊花慈童」でした。ネットの画像検索にも出てきませんでした。
芝川コレクションに入っていたはずなんですが美術館には寄託されず個人でお持ちなのかもしれません。
2013年にこの美術館で開催された「芝川コレクション展」の時も展示されていませんでした。
多分版画だったのかな?類似作品はあるのですけれど。
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コレクション展にて
寅年にちなみ寅の絵が何点か展示されていました。 そのなかでのお気に入りです。 撮影可能でした。
西村五雲「虎」
この季節ならでは・・・
福田平八郎「紅梅紋鶲」
モンドリアンの作品の写真が撮れるなんてそうそうある機会ではないかと思って撮りました。
モンドリアン「コンポジション」
このあと梅小路公園まで移動して梅を見に行きました。