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「CONTACT つなぐ・むすぶ世界と日本のアート」展 [美術]


『ICOM京都大会を記念して、このたび、世界遺産・清水寺において「CONTACT つなぐ・むすぶ世界と日本のアート」展を開催します。
本展は、近代から現代に至るまで、日本と世界の芸術・文化が交信(コンタクト)し、影響を与え合い、発展してきた過程を見つめる展覧会です。』
『通常非公開の「成就院」では小堀遠州作といわれる美しい庭園を背景とした作品展示を行い、同じく通常非公開で重要文化財である「経堂」ではゲルハルト・リヒターによる作品の公開は、来場者に特別な鑑賞体験をもたらします。』
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「ICOM」ってなんですか?というところから始まりますよね。
『第二次世界大戦後に発足したICOM(アイコム/国際博物館会議)は、「戦争で分断された世界をミュージアムで再び繋ぐ」という思いから設立されました。三年に一度、全世界から三千人のミュージアム関係者が集うICOM世界大会が開かれ、今年九月、日本で初めての世界大会が開催されます。開催地に選ばれたのは、世界に誇る文化都市・京都。以前からICOMの趣旨に共感していたマハさんが「ICOM京都大会2019」にあわせて、自らが発起人となり、総合ディレクターを務めるのが「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート」展(会期:2019年9月1日〜8日)です。』




清水寺

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この展覧会についてはどこかでみたのですが1週間という短い期間、1800円という値段でスルーしていたのです。
これとは関係なく京都の美術館、博物館に行く予定がたまたま9/4になりそれを知った友人が声をかけてきてくれました。
連れがあるのなら、これもご縁かと思い一緒に行くことにしました。
チケットはネット販売でこれは初体験でした。QRコードがあとでメールで送られてきてこれが入館証。
印刷したものでもOKということで一応印刷しておきました。別の自分のアドレスにも転送できたので最悪の事態は免れそうだなと安心しました。(入場チェックは意外とアナログでした。)


通常非公開の場所なので横の道から入っていきます。


成就院

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展示場所は展示作品案内のタブレット紙を参考に観ていくのですが現在地を把握するのに時間がかかりました。
そして展示品には案内番号すらないので自分で探し当てる感じです。慣れてくれば要領がわかるのですが慣れなくて右往左往。それも楽しむことのうちですね。
この日は暑くて冷房がない建物なのでちょっとそれに気がそがれてしまったのと畳の間に来館者が座っておられるのでその人たちの合間を縫いながらの鑑賞。
でも珍しい体験でした。
成就院の庭園は美しかったです。 ちょうど睡蓮も咲いていて写真を撮りたかったなぁ。
小堀遠州の作庭でしたか。
棟方志功の襖絵「群鯉図」は敷居を新たに上に足して作ってサイズ調整されていました。
これがこの建物にマッチしていてよかったです。
こういうマッチングはキュレーターの醍醐味ですね。





経堂

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経堂内のゲルハルト・リヒター「8枚のガラス板」これも面白かったです。
経堂は講堂のことだと調べて知り、それでガランとしていたのかと納得です。
釈迦三尊像もいいお顔をされてました。普段お目にかかれないのは残念ですね。大きなお部屋でちょっとお寂しそう。
新しい試みでそれなりに楽しんで来ました。

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