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「コスメの王様」 高殿円 [本]



コスメの王様

コスメの王様

  • 作者: 高殿円
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2022/03/15
  • メディア: Kindle版


ここ数年訪れているクラブコスメチックス文化資料室
この会社の物語です。
フィクションではあるけれどある程度は事実を基に創作されていることと思います。
どこまでが真実なのかな?と気にしていたらこの物語に関するサイトがみつかりました。
それによると・・・
主役は男性ですが化粧品を扱う会社だけにダブルキャストにしようと思われたそうです。
男性主体ではなくて女性像も描きたいとのことでした。
なので後の社長となる男性(利一)と若い頃に出会う芸姑の卵の女性(ハナ)の二本柱で物語が進みます。
この二人が結婚するのかしないのか?気になるところです。実在してますからこの愛が成就しないのはわかっていたのですがその別れ方がなかなかです。
社長の利一はハートで勝負、この精神が一貫していたようです。
それと会社の負の部分は会社案内ではほとんど触れられていなくて一度破産申請をしていて後に取り下げられ再生されていることもこの小説で知りました。
男性(利一)だけが主人公だと単なるサクセスストーリーになりがちですが女性(ハナ)の人生も描くことによって華やかな小説になっているような気がします。



2022年4月に大阪市内、新今宮に『OMO7大阪 by 星野リゾート』がオープンしました。
ここの土地は大阪市が所有していて30年以上空き地だったそうです。
空き地になる前にあったのがクラブコスメチックス(旧中山太陽堂)本社工場だったそうです。
1917年(大正6年)にこの土地に竣工、その後1976年(昭和51年)大阪市西区西本町に本社タイヨービルを新築し移転しています。
この時に大阪市所有になったのでしょう。
いろんな事情で空き地だったのでしょうがようやく買い手がつきこの地域も活性化されるといいですね。

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コメント 2

mirro

この空き地は長い間『新今宮駅』から眺められましたね。
眺めていましたよ~( ゚Д゚)/
なんとなく、ここの地域制から空き地のままでいるんかなぁと( *´艸`)
でも””ついに””と言った感じです( *´艸`)。

by mirro (2022-10-08 02:28) 

つぐみ

「新今宮駅」を電車で通ることが最近はなかったのでずっと空き地だったとは知りませんでした。
コロナ禍なので次々に事業が拡大というわけにはいかないのでしょうが活性化されることを願います。
by つぐみ (2022-10-08 20:22) 

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