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「<あの絵>のまえで」 原田マハ [本]


少し前に読みました。 



〈あの絵〉のまえで

〈あの絵〉のまえで

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 単行本

原田マハさんの長編小説はしばらくは読まない、と思っていましたがこの本は短篇集ということで読んで観ることにしました。
コロナで図書館が休館していてその間ネット予約もストップされていて予約数が少なくて5月中旬に開館したときに予約したら意外と早く順番が回ってきました。


どんな絵が登場するのかそしてどういう展開なのか知らないまま読み始めました。



『ハッピー・バースデー』 ひろしま美術館 ゴッホ <ドービニーの庭> 


『窓辺の小鳥たち 』 大原美術館 ピカソ<鳥籠>


『檸檬』  箱根 ポーラ美術館 セザンヌ<砂糖壺、梨とテーブルクロス>


『豊穣』 豊田美術館 クリムト <オイゲニア・プリマフェージの肖像>


『聖夜』 長野県信濃美術館・東山魁夷館 東山魁夷 <白馬の森>


『さざなみ』 直島 地中美術館 モネ <睡蓮>シリーズ5点



それぞれに人生での荷物を抱えて立ち止まり絵によって救われて前を向いて歩いて行くだろう、という小説6篇でした。

これらの物語によって絵を観る気持ちも少し変わってくる気がします。


<ドービニーの庭>は京都で開催された「ひろしま美術館展」で観て印象に残っています。この絵を描いた後にゴッホが自殺したであろうということでした。「何故?」と誰しもが思います。


ひろしま美術館も訪れたい美術館です。


大原美術館も若い頃に一度行ったことがあるだけです。


ポーラ美術館も訪れたことがないです。


クリムトのこの絵、日本の美術館に所蔵されてたのでしたか。昨年東京でのクリムト展で観ました。 そうかそれで東京のあと豊田へ巡回したのでしたか。



直島の地中美術館だけでなく豊島美術館も訪れたいです。



この小説、絵が先なのか物語が先なのか?はたまた美術館が先なのか?製作課程に興味あります。

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コメント 2

mirro

>人生での荷物を抱えて立ち止まり絵によって救われて前を向いて歩いて行くだろう、
そこまで大きく影響されたとは思えないけれど、
作品に気づかされることは多々あるし、
想いが新たになったことはあります。

by mirro (2020-08-07 23:07) 

つぐみ

mirroさんならそうでしょうね。
私でも何か元気をいただいたりふっと気持ちが切り替わったりすることが大いにあります。

by つぐみ (2020-08-09 20:15) 

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