「善き人のためのソナタ」 [映画]
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: DVD
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツが舞台ということで重苦しい映画かと覚悟してみました。
確かにそういう映画なのですが終わり方が人間味のあるもので救われました。
英語タイトルは「The lives of the others」日本語に訳すと「他人の生活」
盗聴するわけですから内容を表してはいるけれど映画のタイトルとしてはどうなのかな?と思います。
一方邦題は「善き人のためのソナタ」
映画の中でこの曲のことが触れられています。
「この曲を本気で聴いた人は悪人になれない」というピアノ曲。
ピアノで触りだけ弾いています。
ここから邦題がとられているのですね。
こちらの題の方がインパクトがあります。
「他人の生活」だとスルーしていたかもしれません。
ただ、盗聴されていた報告書を後年開示されていて閲覧できることに驚きました。
当たり前なのかもしれないけれど日本に置き換えてみたらどうなんだろう?と思いました。あり得ないかも???
また、その報告者の写真も載せてあり、本人にたどり着けるのは映画上でのことだけなのでしょうか。
これが事実に基づいているのなら少し怖い気もします。
アカデミー賞や他の賞も受賞しているようですが賞の受賞云々よりも記憶に残る映画でした。
また
画家ゲルハルト・リヒターの人生をモデルにした映画 「ある画家の数奇な運命」 の監督(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク)だったことをあとで知りました。
こちらも最近みたところだったので「そうだったのか・・・。」と思いました。
話はそれますが奇しくもリヒター展が名古屋で開催されています。
行きたいな、と思って調べましたが名古屋駅から1時間かかるのですね。
名古屋もほとんど知らないのでちょっと無理かな、と思っています。