SSブログ

古文書塾 補記あり [趣味・カルチャー]

古文書に興味があるというかくずし字が読めたらいいな、と思っています。
古文書の講座を受講したいと思いながら積極的に探すわけでもなかったのですが先日友人から紹介されて中之島図書館で開催された【古写本『源氏物語 鈴虫』の仮名文字を読む】を受講してきました。

初心者向けということでしたがどんな内容なのかちょっと緊張しながら受けました。

4月から本格的に始まる講座のお試し講座という趣旨だったようです。
なのでほんとに入り口からでした。

補記しました。
-----------------------------------------------
変体仮名についての説明が主でした。
今現在使っている「ひらがな」が統一されたのが1900年(明治33年)なんだそうです。
それすら知りませんでした。
そしてそれがゆえに数多くの「変体仮名」が用いられなくなったのだそうです。

一例を挙げると
「安」をくずした字を「あ」と決められましたが実際には「阿、愛、悪、亜」などのくずし字も使われているのです。「阿」以降の文字が変体仮名です。

---------------------------------------------------以上補記しました。

お店の暖簾や看板で読めない字が多々ありました。
元の漢字が想像できないので読めないのです。
例えばこういう字です。ペイントで描いてみました。拙くて申し訳ありません。正確ではありません。
s-おてもと.jpg

この場合は「おてもと」と想像はできるけれど暖簾とか看板では全然想像できないときもあります。なんだかモヤモヤが残ります。 ちなみに上の4文字目は「登」のくずし字だそうです。統一された「と」は「止」だそうです。


講師がおっしゃるには、「四字熟語がもてはやされるけれどこれは中国由来のもの、もっと変体仮名を教えて日本の文化を継承していくべきではないか?」
なるほどです。

これからは変体仮名の暖簾や看板に注目していきたいと思いました。

nice!(10)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 10

コメント 2

mirro

”くずし字” 縦書きと思っていました。それに横書きは右からだと。。
横書きで、左からなんですね。。。
”くずし字” は文字と文字とを続けて書くものだと思っていました。
by mirro (2022-02-20 03:26) 

つぐみ

ほんとはもっと細かい説明が必要なんですがはしょってしまいました。というかまとめきれませんでした^^;

少しだけ文章に手を入れました。

今回のペイントの例は「変体仮名」を一種のフォントとしてみなしています。
なので横書きで左から、というわけです。

by つぐみ (2022-02-20 22:11) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。