よみがえる正倉院宝物 [美術]
「よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技」 奈良国立博物館で開催中です。 朝日友の会で無料だったので友人と行ってきました。
螺鈿の琵琶も展示されていました。螺鈿はきらびやかで見入ってしまいます。 単に模造するのではなくて科学的にも検証して再現されているようです。
再現は明治の頃から始まっていたそうです。
織物も緻密で驚きます。
碁石の入れ物ですが分解した状態でも展示されていました。 木の輪っかをいくつか順番に組み合わせてあり、漆を塗ると外見からはそれがわかりません。 そこまでする必要があるのか?それともくりぬくよりも簡単なのか?とか思いましたが説明をみたら「軽い」という言葉に「なるほど」と思いました。
しかもその碁石、今の碁石とは大きさが異なり1cmくらいの大きさでしょうか。それに一つずつ模様が施してありました。赤と黒でちょっと可愛らしかったです。囲碁の碁石ではなくておはじきみたいな感じです。
紺玉帯…今で言う革のベルトです。 バックルまで現在と同じでこの時代に既にバックルがあったのか、とこれまた驚きました。 正倉院展によく訪れている友人が「部材は展示してあったことがあったかもしれない」と言ってましたがその部材からこのベルトを想像するのはちょっと難しいのかもしれません。 部材だけでの展示はそれはそれで想像するというロマンを感じますけれど。
他にもいろいろたくさんありました。
入り口前の池には蓮が咲いてました。 この写真ではわからないですね。
今年初の蓮でした。嬉しかったです。
このあと最近開園した「瑜伽山園地 (ゆうがやまえんち) 旧山口氏南都別邸庭園」を訪れました。
大昔からこんな技が用いられて凄いことですよね。
それを今また蘇らせるとは。。。
いつの時代も人間ってすごいなーってつくづく思います。
by mirro (2020-07-17 23:05)
ほんとに凄いです。
それが残っているというのも凄いです。
今の科学でも分析できない物質(油とか)もあったりするそうです。
再現できない物もあると聞いたことがあります。
by つぐみ (2020-07-18 20:25)