奇才 [美術]
あべのハルカス美術館へ再度行ってきました。
「奇才ー江戸の冒険者たち」後期です。
長澤蘆雪の「虎図」「龍図」観てきました。
和歌山県串本町にある無量寺がこの2点の襖絵を所蔵しています。 1つの部屋にこの虎図と龍図が描かれた襖があるそうです。 この空間、どんななのでしょう。襲われた気になるのか、かかってこい、という気になるのか、守られている気持ちになるのか・・・。
ちなみに龍図の裏の襖絵は「唐子遊図」で、虎図の裏の襖絵は「薔薇図」です。そのギャップがまた面白いです。しかも「薔薇図」の猫はあんまりかわいくなかったです。
この展示エリアに狩野山雪の絵が展示されていて京都・泉涌寺で山雪の「龍図」をみたところだったのでご縁を感じました。(展示されていた絵はあんまり好きな絵ではなかったです。)
靱公園、中之島 [おでかけ]
先日ふと思い立ち靱公園に寄りました。
バラが咲いてるころだなぁ、と思ったのでした。 中之島バラ園と迷ったのですが靱公園の方が高低差もあり噴水もあったりして好きなのです。秋バラは春ほど華やかではないのですがきれいどころをピックアップしました。
オフィス街に近いのでお昼時はベンチで昼食の方もおられるし和んでおられる方もいます。
作品展を開催されていたようです。
この作品が目立ってました。
中之島の方へも行ったのですがバラ園は寄りませんでした。
安藤忠雄氏が寄付した「こども本の森」に遭遇しました。 ここにできたのでしたか。(東洋陶磁美術館近くです。)
安藤さんのトレードマーク? 青い林檎 いや、緑の林檎ですね。 ちょうど子どもさんが遊んでいたので大きさ比較のため。
この橋は大江橋かな? 橋の写真も撮りたくなってきました。
「クリームいろいろ ―大正から昭和初期のスキンケア美容法―」 [趣味・カルチャー]
クラブコスメチックス文化資料室
特集展示「クリームいろいろ ―大正から昭和初期のスキンケア美容法―」
HPより -----------------------
クラブ美身クリーム発売110周年にあたり、大正時代より昭和初期に流行したスキンケア美容法を、多様な種類と使用法をみせたクリームを中心に展示。当時の人々の美と衛生を育んだ美容法を、約100点の所蔵史料をとおして紹介。---------------------------
2020/10/21
2023/09/18 追記
馬見丘陵公園 (10/19) [おでかけ]
先日雨の中、馬見丘陵公園に行ってきました。 前日の天気予報では曇りだったのですが朝起きるとどんよりな空でいまにも雨が降りそう・・・。 でも行く気満々だったのであえて強行して行きましたが案の定、本降りの雨でした・・・。
入り口すぐのコスモス。
今はコキアが注目株。
通りがかりにあったお茶の花
メインの花壇へ
ダリア園も満開状態が続いているようです。
コルチカム
何の木かと思ったらキンモクセイ こんな満開なキンモクセイは初めて見ました。
多分前日の天気予報が曇りだったせいかグループ連れの女性が多かったです。 前日から雨とわかっていたら予定を変更されたんじゃないかな? と勝手な推測です。
平日の雨の割に人が多かったです。
長楽館 その2 [おでかけ]
長楽館 続きです。
2,3階は煉瓦作りです。
タイルもおしゃれです。
シャンデリアなど当時のものだそうです。
この建物には入れませんでしたが何なのか気になりました。
洋館で和室があるのはとても珍しいそうです。
ここは伊藤博文など要人が来られたそうでこの「長楽館」という命名も伊藤博文がされたそうです。
ちなみに窓から見える山は長楽山というそうですがそこからではなくてその名の通り「長く楽しむ」というところから来ているそうです。
この「長楽館」の文字は伊藤博文 揮毫だそうです。
近くには長楽寺もあります。2014年に訪れています。 そのときのブログはこちらです。☆☆☆
これにて終了です。 おつきあいありがとうございました。
長楽館 その 1 [おでかけ]
泉涌寺からようやく長楽館にたどり着きました。 八坂神社や円山公園のすぐそばにあります。
長楽館とはHPによると・・・
『長楽館は明治四十二年(一九〇九)“煙草王”と呼ばれた実業家村井吉兵衛により国内外の賓客をもてなすための迎賓館として建築されました。』
現在はレストラン、カフェ、ホテルなどの営業をしています。
レストランやカフェで1.2階は使われているのですが今回公開されたのは3階の和室と茶室です。
こういう和室があったことを「新 美の巨人達」で紹介されていて初めて知りました。
そして今回の公開というグッドタイミングでした。写真はNGでしたので残念ながらありません・・・。
1,2階の様子です。
営業されているので入ろうと思えば1.2階は入れるのですが高級なのでしり込みしてしまいますし、写真を撮るのも憚られます。今回は1.2階は自由に写真を撮ることができました。
若い頃に一度入ったことはあるのですがそのときもため息が出て「恐らく二回目はないだろう・・・。」と思ってました。
写真をたくさん撮ったので次に続きます・・・。
泉涌寺 [おでかけ]
しばらく坂道を上ると泉涌寺の大門に到着しました。
舎利殿が公開されています。
「仏牙舎利(お釈迦様の歯」が祀られていてるそうです。舎利の左右には月蓋長者(がっかいちょうじゃ)・韋駄天が従っているとのことです。
天井には狩野山雪筆の龍図が描かれ、「鳴龍」としても知られているそうです。 ある位置から手をたたくと音が響くのです。この龍、ちょっとお茶目な顔でした。
追記
狩野探幽は江戸狩野派、狩野山雪は京狩野派だそうで江戸と京都の狩野派の画家の龍が1カ所にあるのだそうです。
お札をいただきました。
お札と一緒に案内パンフレットの写真を撮ったのですが左に写っているのが楊貴妃観音です。
この楊貴妃観音が有名で昨年展覧会に展示されていたのにその期間に行けなくてみられなかったので今回楽しみにしていました。
ですが遠いのと暗いのとでこんなにカラフルに美しくは見えませんでした。ちょっと期待しすぎて残念な感じが否めません。 中国から渡ってきた仏像だそうで日本の仏像と少しお顔立ちが違う気がしました。
仏殿 三尊仏が安置されています。こちらには狩野探幽筆の龍図がありますが天井が高くて遠いのであまり親近感がなかったです。
霊明殿 檜皮葺き (確か本坊脇から覗いたのだったか?)
緑が多かったです。
ひっそりと清少納言の歌碑があります。
広い境内で奥にもまだあるようだったのですが今回はこれくらいにしておきました。
戒光寺 [おでかけ]
京都非公開文化財特別公開に行ってきました。
先月友人と会ったときにこの話題が出て私は「長楽館に行きたい」と言ったら友人は「泉涌寺に行きたい」ということでそうしたら「その2箇所に行きましょう!」と話がまとまりました。
泉涌寺には塔頭がいくつもあるようでちょうど戒光寺の釈迦如来立像が公開されていることを知り戒光寺にも行ってきました。
バス停の泉涌寺道からなだらかな坂道を上がっていくと大きな門がありました。
釈迦如来立像は運慶・湛慶親子の合作だそうです。なんと身の丈は5.4m 台座から光背部を入れると10mになる大きな仏像です。
下か見上げても大きいですが横からでもその大きさと威厳さは迫力がありました。 しかも衣の青い色がうっすら残っているのがわかります。
お花が飾ってありました。
戒光寺を出て泉涌寺に向かおうとすると近所に住んでいるらしきおじさんに「あんたら泉涌寺にいくのん?見晴らしのええ所教えたるわ。」と声をかけられて不審者でもなさそうなのでついていくことにしました。
塔頭の悲田院の中に入っていくと・・・ (この悲田院も10/15から公開されている仏像がありますがこの日はまだ公開前でした。)
京都タワーがみえました。
案内してくださったおじさん、84才だそうでこの辺りをウォーキングやら駆け足やらで足腰を鍛えておられるそうです。確かに84才にはみえませんでした。「鍛えなあかんで。」とおっしゃってましたわ。おしゃべり好きなおじさん、多分この辺りでは有名人なんだとおもいます。
このあと、泉涌寺に向かいました。しばらく続きます。
「奇才」―江戸絵画の冒険者たち― [美術]
あべのハルカス美術館に行ってきました。 招待券が当たったので行ける時に行っておこうと思い行ったのですが全然調べてなかったら観たい作品は期間限定でこの日は展示されていませんでした。残念。
HPより・・・
<江戸時代には、従来の常識を打ち破り、斬新で個性的な表現に挑んだ「奇才」と呼ぶべき絵師たちが、全国で活躍していました。
昨今注目を集める伊藤若冲、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳ら、過激で強烈な個性を放つ絵師だけでなく、尾形光琳や円山応挙、葛飾北斎など、全国から35人の奇才絵師を集め、その個性溢れる作品を選りすぐり紹介します。>
200点ほどの展示だったそうでちょっとくたびれました。 河鍋暁斎とか曾我蕭白とかあんまり好きでないのですが一度くらい観ても良いかと思ったのですがやっぱり好みではありませんでした。 ちょっとそういう系の作品も多かったのですが知らない作家がほとんどで名前と解説を読むのに終始した感じです。 といって名前を覚えている訳ではないのですが・・・。
それにしても有名無名の作家の作品をここまで多数集められたなぁ、と感心します。東京展も予定されていたけれどコロナの影響で開催されなかったようです。
観たかったのは長沢蘆雪の「虎図」。 以前にも観たことがあるのですが機会があるのならと思ったのでした。もう一枚、券があるので行けたら行ってみようと思っています。
北斎の直筆の絵もありました。
伊藤若冲の墨で描いた鶏の絵を貼り付けた屏風がありましたがこの鶏たち可愛らしかったです。鶏の細密な絵は苦手なのですがこれは墨であっさりとしてました。サラッと描かれているのに羽根の感じが良く出ていてさすがだな、と思いました。
次回は三沢厚彦さんの展覧会。これは楽しみです。
四天王寺 [おでかけ]
天王寺に行くときにはたまに四天王寺に寄ったりしています。 この日もちょっと寄ってきました。
あべのハルカスと五重塔
この旗も目立ちます。
---「転法輪」---
説明文より
『法輪は、お釈迦様の教えが他に転じて伝わるのを輪にたとえたもので、仏教の象徴です。合掌し、「自浄其意(じじょうごい:心が清浄になりますように)」と唱えて軽く右にお回しください。』
ですが現在は触れなくなってました。 「転法輪」の写真を以前に撮っていないか探したのですがみつかりませんでした。ハンドルのようなものでクルクル回すのです。
この日はひっそりしていました。
没後50年 浪華の女性画家 島成園 [美術]
大阪市立美術館で開催中です。
島成園の展覧会はもう何度も訪れているのでパスしようか迷っていたのですが88点の展示と知ったのと生田花朝の絵も展示されていると知り、行ってきました。
コレクション展でもあるようでこの美術館所蔵の作品ばかりでした。(画家本人と遺族からの寄贈品のようです。)なので初めてみる作品もあったかもしれません。覚えてないだけかもしれませんが。
比較的晩年の方が作品が多いのでしょうか。 色紙に描かれた物が多数ありました。
何度も観に行ってる割には経歴を把握してなくて、というよりも間違って記憶していて意に染まない結婚後、夫の転勤で中国へ行ったりして結婚後はほとんど絵を描いていないと思っていたのです。 なので結婚後も描いていたらどんな絵だったんだろうな、とか思っていたのでした。
それが昨年、学芸員の講演会を聞いてそして晩年の作品などを観て、私は間違って記憶していたと気づいたのす。 なんだかホッとしたような気がしました。
生田花朝のほんわかした画風が好きです。 北野恒富、融紅鶯(とおる こうらん)の絵も数点展示されていました。
この建物もこのシャンデリアも好きなので毎回写真を撮ってます。
コレクション展で寄託されている「大阪の仏像」が20点ほど展示されていました。 これがなかなかよかったです。
小さいお寺など行く機会もなくまた行ったとしても薄暗い中で遠くからの拝観となることが多いので間近に360°ぐるりと回ってみることができてよかったです。とはいえ、全然知識がないので豚に真珠ですけれども(苦笑)。
なんばに三津寺というお寺があるのは知ってましたが大きな仏像が三体出展されていて地名になるほどのお寺だけあって貴重な仏像を所蔵されている由緒あるお寺なのだなぁ、と改めて感じ入りました。
この日のお気に入りは「守口市 来迎寺 釈迦如来像」です。柔和なお顔がよかったです。 リストしかなくて残念です。
天王寺公園にこんなモニュメントができてました。
蛇足ですがご興味あればどうぞご覧ください。