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第2回「なにわの企業が集めた絵画の物語」展 [美術]

大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開催されています。 第1回は2018年10月でした。   また開催されるといいなぁ、と思ってました。




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この原画はきりえだそうです。実物も展示してあり写真も撮ったのですが凄く小さくて写真では「きりえ」と判別しがたいです。










目を引いたのは藤田嗣治の絵。『パリ』 (コクヨ株) 近年は公開されておらずほぼ初公開だそうです。 ちょっと雰囲気が違いますね。






早川良雄 『ポスター「女の顔」シリーズの原画』(京阪ホールディングス株)





ブラマンク 『本と新聞と瓶のある静物』





クロード・ワイブッシュ 『メロディー』(滋慶学園グループ)





石田光男『加牟奈』(株竹中工務店)  碓氷健吾作 大鉋  石堂秀一作 平鉋 (竹中大工道具館)










江之子島文化芸術創造センターの建物。 府庁の一部だった建物を再利用しているそうです。

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江之子島文化芸術創造センターの前の建物。 趣がありますね。

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2018年12月訪れたときは水色でした。 ↓ 色が塗り替えられていました。 建設時は官舎だったそうです。

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地下鉄阿波座駅の地上に出ると高速道路のジャンクションがあります。 カッコいいな、と思っていたのですが人気の場所だそうです。夜はもっと綺麗そうです。

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大阪市立美術館 コレクション展 [美術]


まずは 『生誕150年記念  船場の絵描き 庭山耕園 ― 近代大阪の四条派 ―』


知らない画家ですが「船場の絵描き」ということで気になりました。


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HPより

<庭山耕園(1869-1942)は、明治2年に姫路で生まれ、大阪の船場を中心に活躍した絵師です。四条派の上田耕冲(1819-1911)に師事し、写生を基本に季節感あふれる瀟洒な花鳥画を多く描きました。床の間に飾られ、部屋との調和が大切にされた耕園の作品、いわゆる「床映り」が重視された作品は、大阪の人々に広く親しまれました。
生誕150年を記念し、館蔵・寄託の作品により耕園の画業をご紹介します。近代大阪が育んだ船場文化の風情をお楽しみください。>



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写真はないのですが「紅白萩図屏風」もよかったです。 萩の写真を撮ることがありますがなかなか上手く撮れないのです。 萩の花の良さ繊細さがわかる絵でした。




次に 『没後50年 鍋井克之』

名前は聞いたことがあるようなないような・・・。


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写真はありませんが「桜宮公園風景」 なじみのある風景で「大阪感」がでてて親近感を持ちました。





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コレクション展なのでひっそりしてました。



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冬桜?正式名はわかりませんがあべのハルカスをバックに撮ってみました。

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「つつんで、ひらいて」 追記あり [映画]



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装丁家 菊地信義のドキュメンタリー
友人が観にいくと聞いて一緒に観にいきました。
いつの頃か忘れたけれど若かりし頃、栃折久美子さんという装丁家の存在を知り、「装丁家」という仕事があることを知りました。
それ以来憧れの仕事です。
絶対になれないとはわかっていましたが。

菊地さんは栃折さんに次いで知った装丁家のように記憶しています。
簡潔な装丁ではあるけれどなにかしらインパクトのある装丁のイメージを持っていました。
最近のお仕事は知らなくてもう引退されているのかと思ってましたが全然そんなことはなかったようです。
映画を観ていても硬い本が多い! 
私が手にとらないような本ばかりでした。
映画の中でも「引退」の話をされていて徐々にフェイドアウトできればいいな、とおっしゃってました。
最初の場面。
印刷された文字の紙をくしゃくしゃにしてそれをコピーして文字がかすれているのを確認しておられました。
そういう手法もあるのだなぁ。
帯までが作品なんですね。
確かに書店ではその本の顔として認識します。
印刷工場での印刷過程もサラッと流されて私は興味深かったです。
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追記
以前読んだ本で出版社の話を描いた小説がありました。 そのときのブログはこちらです。☆☆☆
本のエンドロール

本のエンドロール

  • 作者: 安藤 祐介
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/03/08
  • メディア: 単行本
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そして最近読んだ本で紙の商社の話を描いた小説があります。 感想文は書いていませんがこれもまた興味深かったです。
銀座の紙ひこうき (単行本)

銀座の紙ひこうき (単行本)

  • 作者: はらだ みずき
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/08/20
  • メディア: 単行本

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「華麗なる日本の美展」 [美術]



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「よそおひ」(1949) この絵、この日の一番でした。 制作年は亡くなった年でした。最晩年にこんなしっかりした絵が描けるの?とびっくりしました。死を覚悟しての絵だったのでしょうか。

久しぶりに上村松園の絵を観ました。



この美術館はホテルのロビー階にあります。そして結婚式用のチャペルもあります。


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何年か前に開館日が変わり月~金曜日になって土日休館でしたが9月から休館日が月~水曜日に変わるようです。



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清宮質文ー限りなく深い澄んだ空気 [美術]




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清宮質文「せいみや なおぶみ」の名前を知ったのは2年ほど前です。日曜美術館の展覧会の案内で知りました。そのときは大阪からはほど遠い美術館だったので名前だけをメモしていたのです。
実物を観ることはほとんどないだろうと思っていました。 そうしたら大山崎山荘美術館で展覧会があると知り驚きました。 そして行ってきました。
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解説にもありましたが関西で初めて画業の全貌を紹介する展覧会となっているようです。
難しい熟語を使うのは好きではないですが「静謐:せいひつ」という言葉がぴったりです。
版画やガラス絵を制作していたそうで特に晩年はガラス絵にシフトしていたようです。
作家の写真が載っていますがちょっと神経質そうにみえました。やはり鬱病を患ったりしていたようです。
ガラス絵の自作の乾燥棚が展示されていましたがきっちりと作られていて几帳面さが伺えました。
芸大を受験する際、建築科を志望していたようですが第二志望の油彩画だったか?に合格したそうで、建築の知識も多少あったのかもしれません。アトリエは自分で設計したそうです。
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出品作品リストが立派で全部ではないですが作品の写真と解説も掲載されていて嬉しかったです。
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版画は色を変えると別の雰囲気になるので面白いです。
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美術館の入口側と出口側
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南天と万両 たくさん実がなってました。
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お庭
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入り口には門松が飾ってありました。
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枚岡神社 [おでかけ]

毎年1月には着物でおでかけするようにしています。 初詣もかねて神社やお寺へ行くようにしています。

今年は東大阪市にある枚岡(ひらおか)神社に行ってきました。


線路沿いにある道から入りました。

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狛犬ではなくて「神鹿」 鹿は神の使いなんですね。なで鹿と書いてありましたがちょっとなでにくい場所でした。 

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拝殿 この奥にご本殿がありましたが通常は入れないようです。

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奥にも境内がずっとあるようですが今日はここまでです。


帰り道、禊場があって驚きました。 ほんとに瀧が流れてます。中央奥の細い筋が瀧の水です。

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参道が別にありました。

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由緒ある神社のようです。 隣に枚岡梅林があったようですがウイルス性の病気感染のため平成28年に全部伐採されたそうです。残念。 実は昨年2月に行こうとしてました。また復活するといいですね。


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阪急百貨店梅田にて [おでかけ]

これは年末に訪れたのですが記録として載せておきます。


せなけいこ展

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子どもだけでなく大人にも人気の貼り絵絵本の原画展でした。 作画に使った紙が展示されていたのですがよくある包装紙だったり、選挙の時に届く中が見えないようにした封筒の裏の紙だったりしていてより親近感がわきました。

グッズ売り場は長蛇の列でした。


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ギャラリーの向かいで入場無料で展示販売販売されていたのが「西村玲子の絵とことば」


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余り布を使ったようなアクセサリーも展示されていましたが素人作るとほんとに「はぎれ」っぽさが強調されてイマイチなんだけれどセンスよく仕上げられていたので格好良かったです。


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懐かしい・・・。 若い頃こんな雰囲気に憧れてました。 実際は全然こんなファッションも生活も無理なんだけれど。 こんな才能にも憧れてました。 本を図書館でみつけると思わず借りたくなってたくさん借りました。 今、おいくつなんだろう?



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「香薬師像の右手」 貴田正子 [本]



香薬師像の右手 失われたみほとけの行方

香薬師像の右手 失われたみほとけの行方

  • 作者: 貴田 正子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/10/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2度盗難に遭い、右手や足が切断されて足は紛失したまま発見されてその後3度目の盗難に遭いそれ以降本体は発見されていないそうです。
この仏像の取材を進めるうちに右手は警察の取り調べの際に残っているという記録に遭遇し、その右手を追い求めていきます。右手にたどり着く辺りはちょっとオカルトっぽく書かれているのですが仏縁ということでしょう。実際たどり着いたのですから。
前半なかなか読み進めなかったのだけれど第4章「香薬師の複製制作」茨城県笠間町の「国宝仏複製の美術館を作ろう(S.25頃)」という町長が現れた辺りから興味深くなりました。
当時は国宝の仏像に直接石膏を流し入れて型どりをしているようでびっくりです。
読み飛ばした章もあるのですが、後半一気に読み進みました。
なんだか記憶にある文言も出てきて俄然面白くなりました。
この展覧会に香薬師の模造の仏像も出展されていて多分、私も観てるんですよね。
そうだったのか・・・。
それにしてもこの本、どこで知ったのだろう?これは私のミステリーです。
他市の図書館から借りてきました。
追記
この仏像は新薬師寺の仏像でした。 「薬師寺」は有名で敷地も広いですし何度か訪れたことがあるのですが「新薬師寺」は1度くらいしか訪れていない気がします。創建当時は広大な敷地だったようですが災害などで失われたようです。また訪れてみたくなりました。
そういえば、薬師寺東塔の大修理の工事ももうすぐ終わり5月には落慶法要もあるようですね。東塔と西塔と並んだ風景がまたみられるのは嬉しいです。

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2020-1-1




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昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
写真はハート型を中心に集めてみました。
今年はねずみ年。
京都にある大豊神社の狛犬ならぬ「こまねずみ」が注目されているそうです。
遠目の写真なのであんまりよくわからないですね。
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みなさまにとってもよりよい1年となりますように。

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