「駒音高く」 佐川光晴 [本]
佐川さんの小説は初めてです。
ラジオで紹介されていて将棋を知らなくても読める短編集。ということで読んでみることにしました。
最初の章は将棋会館の掃除の仕事をしている女性の話。
これなら読めそう、と思い読み進みましたがやっぱり将棋の手法の話がでてきたりして将棋を知ってる方がより楽しめるなぁ、と思いました。
出版年を見ると2019年2月。
意外と新しいのでした。
雑誌に掲載した作品ではなくて書き下ろしということで藤井聡太さんも話題として登場します。
そして
女流棋士はいるけれど女性棋士はまだいないということを知りました。
女性部門があるので女流棋士というらしいです。
「奨励会」は男性に限っているわけではなく女性も入会できるのですがまだ基準を満たした女性は出ていないので「女性棋士はいない」ということなんだそうです。
それほど男女で差があるとは知りませんでした。
ちょっと残念な感じです。
(本の紹介をAmazonでしているのですが最近Kindle版しか出てこないことが多いです。樂天も同様でした。読んだのは単行本です。)
将棋は子供の頃兄に相手をさせられ、いつもこてんぱにやられてばかりで、しんどいーと思っていましたが、研究所の頃一応指し方知っているので男性とやっていましたが(女性で指せる人はいなかったかも)先の先を読むのが面白いと、思えるようになっていました(;´∀`)
女性将棋プロ「棋士」奨励会に挑んだ女性はこれまでもいますが、四段昇段(プロ入り)を成し遂げた例は残念ながらまだないんですね。西山朋佳さんが3月に逃しましたね。。
でも、女性に広く機会がなかっただけで、強い女性もどんどん出てくると思いますよ☆彡
by mirro (2020-08-14 23:20)
お詳しいのですね^^
子どもの頃チェスは兄とよくしてました。(負けてばっかりでしたが・笑)
ミニ将棋盤もあったので教えてもらっておけばよかったと大人になってから思いました。
これからどんどん強い女性も現れてほしいですね^^
by つぐみ (2020-08-15 20:05)